簡単!便利!100%ママチャリを乗りこなすコツとチェックポイント
2019.06.14自転車ブームといわれて久しい。確かに高額なロードバイクやクロスバイクを通勤・通学に使ったり、休日にサイクリングに出かけたりする人は増えているようだ。しかし、多くの人にとって自転車とは、いわゆる「ママチャリ」を指すのではないだろうか。
最近は電動サポート付きの自転車も人気だが、実は今使っているいわゆるフツーのママチャリも、もっと乗りやすく、快適な乗り物にできることをご存じだろうか。
ここでは、自転車の中でもママチャリに特化して、素人にもできる簡単な整備・調整をすることで、これまで味わったことのない乗り心地にする方法を伝授しよう。
「ママチャリ」の定義は?
ママチャリの定義となると難しいが、軽快車、あるいはシティ車などと呼ばれる、最も多数を占める日常生活用車種の総称だ。
「ママが乗る自転車」だから「ママチャリ」となったのだろう。
「ママチャリ」の一般的な形は……
●22〜26インチ程度のホイールサイズ
●ハンドルはグリップ部分が上に上がり、グリップエンドが後ろを向くカマキリ型など
●フレーム(車体)は、足元に大きなスペースのあるU字型フレームなど
●チェーンは全ケース、もしくは半ケースに覆われている
●変速機は搭載しない、もしくは内装3段変速搭載など
●フロントバスケット(前カゴ)を有し、リアキャリア(後ろ荷台)が付いている
などの特徴を持っている自転車のこと。つまり、駅前にも、スーパーの前にも、ずらりと並んでいる自転車の8割くらいはママチャリなのだ。
ママチャリが人気を誇る5つのメリット
日本のママチャリは、世界的にみて実に高い評価を得ている。その優れた点を紹介しておこう。
①誰でも簡単に乗れる
ロードバイクなどは、サドルにお尻を乗せたままでは地面に足が届かない位置で乗るのが正しい乗り方だ。その状態で発進・停止することは、初めて乗る人には少し難しいだろう。また、ロードバイクなどに必ず装着されているディレーラ(多段式外装変速機)は、どのように使えばよいか。これも初心者が操作法を間違えると、チェーンが外れて走行不能になったりする。自由自在に乗りこなすには、それなりの知識と経験が必要なのだ。
その点ママチャリは、事前になんの知識も必要ない。自転車に乗れる人であれば、すぐにまたがってこぎ出せば走行できる。
②女性にやさしい工夫が随所に
ロードバイクなどのスポーツ車は、フレーム(車体)のヘッドチューブ(頭管:ハンドルを支えるパイプ)とシートチューブ(立管:サドルを支えるパイプ)を結ぶトップチューブ(上管)が、地面とほぼ平行になっている。したがって、このタイプの自転車に乗るときは、足を後ろに大きく上げてまたいで乗らなくてはならない。
これに対してママチャリは、女性がスカートで乗っても乗り降りりしやすいよう、サドルとハンドルの間のスペースが広いU字型フレームなどを使用している。乗降時に、サドルの前で足を移動させればいいわけだ。
また、走行時にスカートの裾が後輪に巻き込まれないよう、ドレスガードが装着されている自転車も多い。意外と女性が気づいていないのだが、ママチャリは女性の視点からさまざまな工夫がなされているのだ。
③とにかく頑丈で、簡単に壊れない
ロードバイクなどは、スピード重視の自転車だ。そのため、フレームをはじめ多くの部品が軽量化されている。カーボンファイバーなど、取り扱いに神経を使うような素材が使われることも多い。
これに対してママチャリは実用一辺倒。どんなに乱暴に扱おうが、雨水にさらそうが、そう簡単に壊れない。普段使いの自転車として、これは大きなメリットだ。
④荷物も大量に積める
ほとんどのママチャリは、自転車の前部にバスケットを標準装備している。通勤通学時は、バッグなど手荷物を入れることができて便利だ。リアキャリアにも大きなバスケットを装着できるので、前後合わせて大量に荷物を積むこともできる。水もりなどを買い込んだ際の買い物時も安心だ。
⑤価格が安い
何といってもママチャリは価格が安いことがメリット。ロードバイクなら最低でも5万〜6万円、その上のクラスになると数十万円するものも珍しくない。
これに対してママチャリは、ホームセンターなどで扱う廉価品は1万円程度。高級車といわれる場合も、ママチャリは5万円でお釣りがくるものがほとんどだ。それでも廉価品はやはり「安かろう悪かろう」は当てはまるので、長く乗りたいのなら最低でも3万円程度の自転車を選びたい。
⑥日常的なメンテがいらない
特筆すべきママチャリのメリットといえば、長いこと放ったらかしにしていても、いつでも問題なく乗れる気軽さと安心感だろう。とりあえずタイヤに空気が入っていれば、細かいメンテナンスなど必要なく乗れる。
長期間、快適に乗りこなすには、あることをすれば◎
ママチャリはメンテナンスが必要ないと説明したが、自転車店に「故障した」と言って持ち込まれるママチャリの多くは、ほんの少し手入れをしてあげれば、避けられるものばかりだ。毎日とはいわないが、1カ月に1度くらいは、少しだけ自分の自転車の様子を観察してみてはどうだろうか。
ママチャリを快適に乗りこなすために、
すべきメンテナンス。それはたったひとつ!それは、タイヤの空気をパンパンに入れる……。これだけだ。
自転車に乗っていて、どうもペダルが重い、スピードが出ないなどと感じたら、それはもう空気が少なくなっている証拠だ。タイヤの空気が少ないと、路面との接地面積が多くなり、ペダルが重くなる。するとスピードも出ない。
と同時に、パンクする可能性も高くなる。特に空気の少ないタイヤで、車道と歩道の間の段差などを乗り越えようとすると、瞬間的にタイヤが大きく潰れ、パンクすることがある。
空気をパンパンに入れるだけでこのようなアクシデントは避けられ、しかも走行感覚は大きく変わってくるので、ぜひとも試してみてほしい。
「パンクした!?」そんなときのチェックポイント
また、パンクしたと思った時、ぜひ確認して欲しいのがチューブのバルブだ。
一般的なママチャリに採用されているのはほとんど「英式バルブ」と言い、このバルブ内に収められているコアには「虫ゴム」という細く、薄いゴムが被せられている。自然に空気が漏れるという場合には、この虫ゴムが破れている場合が多いのだ。
「パンクした」と自転車店に持ち込む前に、この虫ゴムをチェックしてみよう。もし小さな穴が空いていれば、虫ゴムだけを自転車店で取り替えればいい。
なお、タイヤの空気チェックは、タイヤの側面を親指と人差し指で押して測るのがいい。地面に設置する面は硬く作られているタイヤも多いので、そこを押しても空気が少ないかどうかは判断できないのだ。
ママチャリにもっと快適に乗るための調整法
ママチャリは走りにくい……と、体の大きな男性などはそう思っている人も多いだろう。ママチャリは誰もが安全に乗れるよう、汎用性が高いことが特徴。だから、主婦層など、女性が乗りやすいサイズでできているからだ。
そんなママチャリでも、少し調整すれば男性でももっと乗りやすくなる。調整ポイントは大きく3つある。
1)サドルは高めにセッティング
女性の多くは転倒を恐れて、とにかくサドルを低くセッティングしがちだ。なかには、両足のカカトが地面にべったりくっつくくらいにしている人も多い。しかし、標準的な高さはつま先が地面につくくらい。本当はもっと高くてもいい。
ロードバイクなどは、ペダルが最下点にきた時にヒザが伸びるくらいにサドルを上げる。そこまでとは言わないが、できるだけサドルを上げて走ってみよう。そのほうがペダルをこぐ時に足に力が入り、快適に走行できる。
ちなみに、サドルポストには、「これ以上に上げては危険」という位置を表示する線が刻まれていることが多い。この線以上は上げないように気をつけよう。
2)ハンドルの高さも変える
ハンドルの位置も調整できる。ハンドルの高さは、ハンドルステム(ハンドルを支えている支柱)の上の部分(多くの自転車はプラスチックのキャップをかぶっている)のネジを、六角レンチで緩めれば調整できる。また、ハドルの角度もハンドル中央部のネジを六角レンチで緩めることで調整できる。
ハンドルを高くしすぎると背筋が直立し、ペダルに力が伝わりにくい。少し前傾になるようセッティングしよう。
3)足の指のつけ根でこぐ
ペダルを土踏まずの部分でこいでいる人がけっこういる。しかし、それでは力が入らない。
ペダルには足の指のつけ根の部分を乗せ、ヒザを外側に開かず真っすぐにしてこぐようにすると、力が逃げず、下半身の大きな力を自転車に伝えることができる。ちょっとした坂道は、電動アシストがなくてもこれで十分です。
── これだけのちょっとした工夫で、ママチャリでも驚くほど早く、ラクに、快適に走ることができる。
しかし、何よりもタイヤに空気を十分に入れることが一番大事なポイントだ。まずは空気チェックをすることが、ママチャリの快適な乗り心地に直結するので、早速確認してみよう!
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