エステティシャンとは、「美」と「癒し」を与えるプロフェッショナル。メンズエステにも活躍の場が!
2020.11.06エステティックサロン、「エステ」といえば、かつては芸能人やセレブリティ御用達(ごようたし)のような高級なイメージがありましたが、今では大手エステティックサロンから地域に根ざしたアットホームなサロンまで、「無料体験」「初心者向け体験コース」などの宣伝・広告を目にすることも多く、ぐっと間口が広くなったといえるでしょう。
また、年齢性別を問わず美容への関心が高まる現代において、エステティックサロンはさらに市場を広げ進化、発展し、エステティシャンの活躍は将来的にも大いに期待されています。
今回は、そんなエステティシャンについて、仕事内容やなり方、活躍の場、メンズエステについてもご紹介しましょう。
エステティックとは?
「エステティシャン」とは「エステティック」を行う技術者のこと。
では、私たちにも身近になった「エステティック」とは、具体的にどのようなものをいうのでしょうか?
日本エステティック振興協議会の「エステティック業統一自主基準」によると、次のように定義されています。
「『エステティック』とは、一人ひとりの異(こと)なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技(てわざ)、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具などを用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為をいう」
エステティックとは、「美」だけでなく「癒し」の提供も重要であることがわかりますね。
では、エステティックの具体的なジャンルをご紹介しましょう。
【フェイシャルケア】
〇顔のケアを行うもので、肌を整えるスキンケアと小顔を目指すなど形を整える施術がある。
〇リフトマッサージのようにエステティシャンの手技によるもの、 薬剤を使うもの、機器を使用するものがある。
【ボディケア】
〇美肌、痩身などを目的としたボディへの施術。ただ単に体重を減らすことを目的とするのではなく、お客様の希望を聞きながら、バランスの取れた美しい身体を目指す。
〇フェイシャル同様に、エステティシャンの手技によるものと薬剤や機器を用いたものとがある。
〇リラクゼーション効果が求められる場合には、アロマなどを使った施術も取り入れる。
【脱毛】
〇エステティックサロンでの脱毛は、光脱毛とワックス脱毛の2種類ある。光脱毛は専用のマシンを使い、ワックス脱毛は脱毛部分にワックスを塗布して一気に剥がして脱毛する。
〇近年では女性はもちろん男性脱毛のニーズが高くなっており、男性用のプランを用意しているサロンも多い。
【カウンセリング】
〇施術のプランを決めるにあたり、カウンセリングは非常に重要なプロセス。お客様の要望を聞くのはもちろん、ライフスタイルやこだわりなどをヒアリングし、お客様に合ったプランを提案。
〇お客様一人ひとりに誠意をもって寄り添うことが、サロンやエステティシャンへの信頼につながる。
エステティック、つまり、お客様一人ひとりに合った手法で、見た目の美しさだけではなく、精神的な満足感、リラクゼーションなどを提供するのがエステティシャンといえるでしょう。
エステティシャンに必須の資格はない
「美容」「リラクゼーション」「健康」への関心が年齢性別を問わず高まっている現代、エステティシャンを志望する人も増えています。
エステティシャンになるには、専門学校やスクールを卒業してサロンに就職する方法、未経験からサロンで研修を受け一人前になる方法などがあります。資格は必須ではなく、学歴や学部が重要視されることもほぼないといえるでしょう。
では、ここでどのようにしてエステティシャンになるのか、ポイントをおさえましょう。
【エステティシャン養成の専門学校・スクールを卒業】
〇専門学校やスクールの卒業は必須ではないが、エステティシャンとしての基本的な知識をまんべんなく身につけることができる。
〇エステの手技、マシンの使い方などエステティシャンとしての基本的な技術から、エステの歴史や関連法規、生理学や栄養学、カウンセリングに必要な会話力、接客スキルやマナーなど幅広く学べる。
〇在学中にエステ関連の資格取得を目指すこともできる。
〇エステティックサロンが運営しているスクールでは、卒業後、系列サロンに就職を斡旋してくれる場合もある。
〇基本的な知識、技術を習得しているため、エステティックサロンに就職した後、即戦力として活躍することも可能。
【エステティックサロンに就職】
〇エステティックサロンの中には教育制度が整っているところもあり、未経験(スクールなどで学習していない)でも社内研修を受けることでエステティシャンとして活躍することも可能。
〇異業種から転職してエステティシャンを目指す場合は、この社内研修制度を利用してスキルを身につける人が多い。
また、エステティシャンになるための必須の資格はないものの、さまざまな民間資格があり、在学中に資格を取得する人も多く、メインとなる資格は取得したほうが就職には有利ということもおさえておきましょう。
活躍の場は?
人々のエステティックへの関心が高まり、今後もますます飛躍が期待されるエステティック業界ですが、具体的にどんな活躍の場があるのでしょうか。
【大手エステティックサロン】
〇全国展開しているような大手サロンでは、毎年多くのエステティシャンの募集がある。
〇正社員・契約社員・パート・アルバイトなど、さまざまな募集があり、自分にあった働き方で経験を積むことができる。
〇営業に力を入れている企業も多く、個々のエステティシャンにノルマが課せられたり、ビラ配りや紹介による営業があるところもある。
【メディカルサロン】
〇皮膚科・整形外科・整骨院などに併設されているエステティックサロン。医師の監修の下に施術が行われる。
〇エステティシャンは医師と連携し、医学的な観点からお客様の悩みや問題を改善していく。
〇一般的なエステとは少々異なる施術を行ったり、医療に関する知識が必要であるため、 メディカルエステの専門学校に通ったのち、メディカルサロンに就職することが基本的なルート 。
【ホテル・旅館・ブライダルサロン】
〇ホテルや旅館のエステコーナーや、ブライダル専門のサロンなど。
〇定期的に通う人が多いエステティックサロンと違い、1日だけの特別な時間としてエステを利用する人が多いのが特徴。
〇ホテルの場合、自社に「エステ部門」を置いており、自前で雇ったエステティシャンが働くこともあるが、大手サロンを経営する企業がテナントとして入っていることもある。
【化粧品メーカー】
〇デパート内のブースでのマッサージ等を行う。
〇施術のほかカウンセリング業務も重点的に行いつつ、化粧品など自社製品の販売まで担うことが多く、商品知識やコミュニケーション能力が問われる。
ではここで、具体的にエステティシャンがどのような一日を過ごすのか、みていきましょう。
【あるエステティックサロンで働くエステティシャンの一日】
10:00 出社/店内の清掃、施術に使用する機材や備品の用意、ベッドメイキング。
10:30 朝礼・ミーティング/予約や一日の流れを確認。音楽やアロマでお客様がリラックスできる空間を作る。
11:00 開店/カウンセリングを開始。
11:30 マッサージなどの施術開始/会話などでお客様との和やかなコミュニケーションを心がける。
13:30 休憩/施術の予約が入っていないエステティシャンから昼食をとる。
14:00 カウンセリング・施術/午後には、午前中で仕事を終えた会社員や学生などが多く来店。夕方になると、仕事帰りのOLなども増え、休む暇なく施術を続ける。
20:00 受付終了
22:00 業務終了/施術効果や業務報告、担当したお客様のカルテを整理、明日のスケジュール確認等。その後、店内の清掃・片付け。
エステが増え競争が激化していることもあり、仕事帰りに立ち寄れるよう遅くまで営業するサロンも増えています。
エステティシャンの一日は就業するサロンや勤務形態によって異なり、多くのサロンではエステティシャンは施術のほかにも店舗運営の改善・備品の発注・キャンペーンなどの企画立案や集客・金銭管理、さらにタオルなどの洗濯、化粧品や器具の準備、消毒や点検なども行っています。
また、施術の前後にホームケア用品の販売やお客様に合ったエステプランの提案、施術後の満足度の確認やキャンペーン・イベントの案内なども積極的に行い、リピート客を増やしていきます。
メンズエステの需要は右肩上がり!
かつては芸能関係者や経営者を中心に人気を集めていたメンズエステですが、男性用のスキンケア・ヘアケア用品などメンズコスメが広く普及する現在では、男性向けの新たな美容サービスが次々登場するようになり、一般男性にも広く浸透し始めています。
営業職や接客業の男性が利用?
「~王子」「~男子」という呼び方が流行し、男性にも清潔感や爽やかさが好まれる傾向にある昨今。「異性によく見られたい」「好感度を上げたい」などの動機のほかにも、営業職や接客業の男性がビジネス上の印象をアップさせるため、メンズエステを利用することが多いようです。また、容姿を整えることで自信がつき、仕事や人間関係を改善するというケースもみられます。
男性ならではのメニューとは?
メンズエステでは、ムダ毛の処理や痩身エステなど女性にも人気の定番メニューのほかにも、男性特有のニーズを考慮したサービスが人気を集めています。具体的なものを挙げてみましょう。
【メンズエステメニュー】
〇ヒゲ、ボディ脱毛
〇頭皮の毛穴ケアや血行促進といった髪の悩みに応えるもの
〇筋力増強を目指すボディケア
〇「美容」よりも「癒し」に重点を置き、自然素材やアロマにこだわったエステ
男性は女性に比べ美容についての情報を得にくいことから、メンズエステを通して、自分の肌にあった適切なケアを受けたい人が増えているようです。
女性同様、男性にとってもエステに通うことは自分自身をレベルアップし、ライフスタイル全般にわたりよい影響を与えるのではないでしょうか。
こういった流れは今後さらに加速するとみられ、エステティシャンとしても男性への施術機会が増えると同時に、新たな知識やスキルが必要とされるでしょう。
エステティシャンの強みとは?
「アンチエイジング」が盛んに謳(うた)われ、若い女性だけでなく年配者から男性まで、市場を拡大し続けているエステティック業界。こういった流れは今後もさらに加速すると予想されています。生き残りの激しい業界ですが、その中でエステティシャンが生き残れる強みは、ずばり「技術」といえるでしょう。
「美容」への人々の意識の高まりとともに、自宅で使用できる美顔器や脱毛器などの機械がどんどん開発されていますが、エステティシャンによる「手技」にはおよびません。「手当て」という言葉があるように、人の手は身体の構造やリンパの流れなどを無意識的に読み取り、手技により一人ひとりの身体の仕組みや好みに合わせて施術が行えるのはエステティシャンの強みであり、確かな技術と知識を蓄積することは エステティシャンとして輝き続ける条件といえるでしょう。
エステティシャンの仕事は体力的にもきつく、なかにはエステの仕事をしながら自らを癒すために別なエステに通うエステティシャンもいるというほど。しかし、人を内面から美しく生き返らせ、喜ばれることは何よりのやりがいであり、キャリアアップにもつながり、エステティシャン自身を輝かせます。またエステティシャンは一時、職場を離れたとしても復帰しやすいというメリットがあります。
エステティシャンとは、人を内面から美しくしたい、そして自分自身も美しく輝き続けたい……そんな願いがかなえられる仕事といえるのではないでしょうか。
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