工場の仕事の服装・髪型・化粧のルールとは?業種による違いもある?
2021.05.28工場で働くにあたって、服装は気になるところでは。髪型や化粧、ネイルなどに制限があるのでしょうか?
工場の勤務では作業服が支給されるのが一般的ですが、業種による違いもあります。工場の仕事の服装や髪型、化粧のルールなどを紹介していきます。
工場で制服として作業服が貸与される理由とは?
多くの工場では、作業服が制服として貸与されています。作業服を貸与するのは、主に従業員の安全を守るとともに、製品の品質を守るためです。
安全に作業をするため
工場の仕事では作業服を貸与する最も大きな理由は、従業員の安全を確保するためです。
労働安全衛生規則第110条では、「事業者は、動力により駆動される機械に作業中の労働者の頭髪又は被服が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に適当な作業帽又は作業服を着用させなければならない」と義務付けられています。
出典:労働安全衛生規則
工場ではもちろん、機械の操作に関わらない業務もあり、すべての作業がすべて当てはまるわけではありませんが、作業服の着用は法的にも義務付けられていることなのです。
そのため、作業服はシャツが出るなどだらしない着方をしていては、作業着の役割が果たされません。作業服は着崩すことはせず、上着の裾を入れる、ボタンはとめるといった服装規定などのルールに沿って、正しく着用することが大切です。
また、作業服は動きやすく、快適に作業ができるように作られています。
製品の品質を確保するため
半導体や医薬品、食料品など高い衛生基準が求められる製品を製造する工場には、クリーンルームが設けられています。クリーンルームとは、空気中の浮遊微小粒子や浮遊微生物と呼ばれるホコリや細菌の数を制限して、一定の清浄度が保たれている部屋をいいます。クリーンルームでの作業では、作業者がホコリや細菌を持ち込むのを防ぐためにも、作業服を着用する必要があります。
工場の作業服の業種などによる違い
工場で製造する製品や工程によっては、一般的な作業服ではなく、特殊な作業服が使用されています。また、作業内容による向き・不向きがあります。
爆発の恐れがある作業や半導体工場は帯電防止作業服
労働安全衛生規則で、爆発する恐れがある作業に従事する場合は、静電気帯電防止作業服と静電気帯電防止用作業靴を着用することが義務付けられています。また、半導体の工場では、作業服と下着や肌との摩擦によって静電気が発生し、製品への影響が及ぶのを避けるために、静電気帯電防止作業服が使用されています。
帯電防止作業服は通常の作業で静電気を防止するもののほか、爆発する恐れがある作業に従事する場合に着用するJIS規格作業服や、半導体などの精密機器を製造するためのIEC規格作業服に分類できます。
溶接など高熱の設備がある工場は難燃性を重視
溶接など高熱の機材を取り扱う工場では、燃えにくい綿素材の作業服が採用されていることが一般的です。ただし、綿は事故が起きたときに燃え移る可能性があるため、難燃・防炎の素材の作業服もあります。
食品工場は白衣にフルフードキャップが多い
食品工場の作業服は白衣が多く、体毛が落ちるのを防ぐため、袖や裾を絞ったデザインのタイプが採用されていることもあります。帽子はヘアーケープをかぶってから、肩まであるフルフードキャップを着用するのが一般的となっています。
作業服が支給されない工場もある?
工場での勤務でも、入出庫に関わる軽作業を中心に作業服が支給されないケースもあります。その場合、服装を指定されなければ、上はTシャツやトレーナー、下はストレッチパンツやカーゴパンツなど、動きやすいものを選びましょう。
また、自動車工場でも上着や帽子、安全靴は貸与されても、作業ズボンなどは支給されず、自分で用意するケースもあります。その場合は、短パンは禁止といった服装のルールに沿ったものを用意します。
そのほかには、入社後すぐの座学による研修期間中は作業服の支給はなく、実際に現場に入るタイミングで貸与されるケースもあるようです。
工場で働くときの髪型は自由?
工場での勤務では髪の色は自由です。ただし、髪色を何色にしても、業務に差し替えはありませんが、周囲との調和がとれるヘアースタイルが好ましいです。
また、髪型も自由ではありますが、髪の毛は長い場が合には結んで帽子の中に入れることを求められることが多いです。髪が長すぎて帽子の中に入れられない場合は、衛生管理や安全面で問題となることが考えられます。
また、社会人としてのマナーとして、清潔感のある髪型にすることが大切です。
工場で働くときの髪型は自由?
工場での勤務では髪の色は自由です。ただし、髪色を何色にしても、業務に差し替えはありませんが、周囲との調和がとれるヘアースタイルが好ましいです。
また、髪型も自由ではありますが、髪の毛は長い場が合には結んで帽子の中に入れることを求められることが多いです。髪が長すぎて帽子の中に入れられない場合は、衛生管理や安全面で問題となることが考えられます。
また、社会人としてのマナーとして、清潔感のある髪型にすることが大切です。
工場の勤務中はアクセサリー類はつけないのが基本
工場の現場で働くときは異物の混入を防ぐため、ピアスは禁止となっていることが多いです。ピアスを落としてしまうと、なかなか見つからずに大きなトラブルに発展する恐れがあるため、禁止されていなくてもつけないようにしましょう。
また、同様に腕時計のほか、ブレスレットや指輪などのアクセサリー類の装着も、作業中に落下する恐れがあることから、禁止している工場が多いです。
通勤中にアクセサリーや腕時計をしている場合は、更衣室で外すようにしましょう。
工場では靴は安全靴が基本
工場での勤務では、重いものが落下する、足が機械などに挟まれるといったリスクがあります。万が一の事故から足を守るため、つま先や甲の部分に金属板が入った安全靴を着用するのが基本です。安全靴は貸与されるケースと自分で用意するケースがあります。
安全靴はJIS規格によって、H種(重作業用)、S種(普通作業用)、L種(軽作業用)に分かれています。工場で用いられているのは、主にS種とL種です。安全靴には長靴タイプもあり、紐がほどける心配がなく、足首までカバーできるという利点があります。
安全靴には静電機能を付加したタイプもあり、爆発する恐れがある作業現場では、JIS規格品の着用が義務付けられています。また、食品工場など油を扱う工場では、ゴム製の靴底のものは向いていません。
また、軽作業用のスニーカータイプの安全靴として、プロテクティブスニーカーといったものもあります。
工場への通勤の服装は?
工場の通勤の際に作業服を着ていくのは基本的にはNGです。私服で通勤して、更衣室で着替えます。
ただし、職場によっては上着を着用すればOKというところも少なからずあります。クリーンルームでの作業の場合には、作業服での通勤が認められることは考えにくいです。作業服で通勤が指示されている場合を除いては、上司などに必ず確認しましょう。
また、私服で通勤する際には着るものは自由とはいえ、一般的に露出度の高い服やシワがあって清潔感のない服、裸足にサンダルなどは不適切です。一方で、スーツでの通勤が義務付けられている工場もありますが、ファストファッションのリーズナブルなものでも大丈夫です。
まとめ
工場で作業服を着用するのは主に安全を確保するためであり、自分の服を汚さずに済むというメリットもあります。しかし、作業服を着崩して裾を出していたりすると、機械に巻き込まれるといったリスクがあります。工場で働く場合は服装規定を守って、正しく着用するようにしましょう。
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